まずはDスタイルの"Hello, world!"

import std.stream;

int main( char[][] args )
{
	stdout.writeLine( "Hello, world!" );

	return 0;
}

つづいて、Cスタイルの"Hello, world!"

import std.c.stdio;

int main( char[][] args )
{
	printf( "Hello, world!\n" );

	return 0;
}

hello.dに↑のようなソースを記述し、コンパイル・実行すると

>dmd hello.d
>hello
Hello, world!

いずれの場合でもこのように出力される。

ちなみに、「import std.c.stdout;」の行は記述しなくてもデフォルトでstd.c.stdioがインポートされるらしいstd.objectモジュールは暗黙的にインポートされ、std.objectモジュールに含まれるObjectクラスにはprintfという静的メンバが存在する。 そのため「import std.c.stdout;」を記述しなくても問題ない。 すなわち、

import std.stream;

int main( char[][] args )
{
	stdout.writeLine( "D-style" );

	printf( "C-style\n" );

	return 0;
}

のようなコードも正常に動作する。