多次元配列の要素の型をジャグ配列にすることにより、ジャグ配列の多次元配列を構築することができます。 また逆に、ジャグ配列の要素の型を多次元配列にすることにより、多次元配列のジャグ配列を構築することもできます。 さらに、多次元配列の多次元配列も構築することができます。

一般に、このようなデータ型が必要になる場合はまれで、必要になったとしてもよりシンプルなデータ型で表現可能である場合がほとんどだと思われます。 以下はあくまでこのようなことも可能ということを示す目的で、多次元配列のジャグ配列・ジャグ配列の多次元配列・多次元配列の多次元配列を構築する例をあげます。

2次元配列の2次元配列を構築する
Imports System

Class Sample
  Shared Sub Main()
    ' 2次元配列の2次元配列
    Dim multiMultiDimensional As Integer(,)(,) = { _
      { _
        New Integer(,) { _ ' (0, 0)(,)
          {0, 1}, _
          {2, 3} _
        }, _
        New Integer(,) { _ ' (0, 1)(,)
          {4, 5}, _
          {6, 7} _
        } _
      }, _
      { _
        New Integer(,) { _ ' (1, 0)(,)
          {8, 9}, _
          {10, 11} _
        }, _
        New Integer(,) { _ ' (1, 1)(,)
          {12, 13}, _
          {14, 15} _
        } _
      } _
    }

    Console.WriteLine(multiMultiDimensional(0, 0)(0, 0))
    Console.WriteLine(multiMultiDimensional(0, 1)(1, 1))
    Console.WriteLine(multiMultiDimensional(1, 0)(0, 0))
    Console.WriteLine(multiMultiDimensional(1, 1)(1, 1))
  End Sub
End Class

実行結果
0
7
8
15