DivRemメソッドを用いると、整数同士の除算による商と剰余を同時に求めることができます。 商は戻り値として、剰余はoutパラメータとして返されます。 これは除算演算子/(VBでは\)と剰余演算子%(VBではMod)の結果を同時に求めるのと同じ結果です。

Math.DivRemメソッドを使って商と剰余を同時に求める
Imports System

Class Sample
  Shared Sub Main()
    Dim a As Integer = 5
    Dim b As Integer = 3
    Dim div, rm As Integer ' Math.DivRemメソッドの結果を格納する変数

    ' aとbの商と剰余を求める
    ' 商は戻り値divに、剰余はoutパラメータのremに代入される
    div = Math.DivRem(a, b, rm)

    Console.WriteLine("{0}÷{1} = {2}…{3}", a, b, div, rm)

    ' aとbの商と剰余を演算子によって個別に求めた場合
    div = a \ b
    rm  = a Mod b

    Console.WriteLine("{0}÷{1} = {2}…{3}", a, b, div, rm)
  End Sub
End Class
実行結果
5÷3 = 1…2
5÷3 = 1…2