また別の例として、大文字と小文字の違いを無視してキーを扱うDictionaryを作成したい場合は次のようにします。

StringComparerを指定してキーの大文字と小文字の違いを無視するDictionaryを作成する
Imports System
Imports System.Collections.Generic

Class Sample
  Shared Sub Main()
    ' キーの大文字小文字の違いを無視するDictionaryを作成する
    Dim dict As New Dictionary(Of String, String)(StringComparer.InvariantCultureIgnoreCase)

    ' キー"foo"に値を設定
    dict("foo") = "bar"

    ' キー"FOO"の値を参照
    Console.WriteLine(dict("FOO")) ' KeyNotFoundExceptionはスローされない
  End Sub
End Class
実行結果
bar

上記の例ではStringComparerクラスを指定することでDictionaryのキー比較処理をカスタマイズしています。

このように、大文字小文字の無視の他にも特定カルチャに依存した(あるいは依存しない)並べ替え規則の適用など、目的に応じて比較オプションを選択することができます。