LinuxコマンドラインからiMON VFDのVFD(蛍光表示管)を操作する。 ここではSilverStonetek製のアルミケースLC20Mに付属しているVFDを、Fedora Core 6(2.6.18-1.2798.fc6)から操作する。
なお、SilverStonetekのページにてリンクされているLinux用ドライバ(Linux Drivers for Soundgraph iMON USB IR/VFD Devices)は、カーネル2.6.18ではコンパイルできないためここでは使用しない。
必要ドライバ類のインストール
iMON VFDのドライバは、赤外線リモコン用のドライバ群であるLIRCに含まれているので、まずはLIRCをインストールする。 ATrpmsより、下記4つのRPMを取得する。
- lirc
- lirc-lib
- lirc-kmdl
- lirc-devices
LIRCをインストールする前に、PortAudioをインストールしておく(LIRCのインストールに必要なため)。
PortAudioのインストールが終わったら、LIRCをインストールする。
modprobeでiMON VFD用のモジュールをロードする。
lsmodでlirc_imonが表示されれば、インストールは成功。
この時点で/dev/lcd0が存在していれば、VFDへの出力準備が整ったことになる。
文字の出力
iMON VFDに文字を表示するには、/dev/lcd0に書き込みを行う。 例えば、下記のようにすると、
このように表示される。
なお、root以外でも書き込めるようにするには、下記のように権限を変える必要がある。
Perlを用いて出力する場合の例は、下記の通り。
出力可能な文字
iMON VFDで出力可能な文字は下記の表のとおり。
公式で紹介されているドライバを使う場合
Linux Drivers for Soundgraph iMON USB IR/VFD Devicesにて公開されているドライバを2.6.18のカーネルで使用する場合は、imon_vfd.cの下記の場所を変えればコンパイル可能? (未確認)