Ubuntu 7.04 Feisty FawnにMono 1.2.6をインストールしたときの手順。 Feisty Fawnでパッケージからインストールできるバージョンは1.2.1と若干古いので、ソースからインストールした。 またインストール先は/usr/localとした。
Monoコアライブラリのインストール
Monoを使用する上で最低限必要なライブラリのインストール。
必要なパッケージ
コンパイル時に必要となるパッケージをあらかじめSynapticないしはapt-getでインストールしておく。 必要になるものは以下のパッケージ。
- libgdiplusが必要とするもの
- libglib2.0-dev
- libungif4-dev
- libjpeg62-dev
- libtiff4-dev
- libexif-dev
- Monoが必要とするもの
- bison
- 共通して必要とするもの
- pkg-config
- build-essential
libgdiplus
configureした結果で依存関係に問題(noと表示される箇所)がないことを確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
Mono
configureの結果例。
configureに成功したら、make make installする。
インストールが完了したら、mono -Vでmonoが動作することを確認する。
またgacutil -lでアセンブリがGACに登録されていることを確認する。
mono-basicのインストール
Mono用Visual Basic .NETコンパイラのインストール。
mono-basic
configureの結果を確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
インストールが完了したら、gacutil -lでアセンブリ(Microsoft.VisualBasic)がGACに登録されていることを確認する。
また、vbnc /?でvbnc(Visual Basic .NETコンパイラ)が動作することを確認する。
その他のアセンブリのインストール
他のMonoアプリケーションが必要とするアセンブリのインストール。
必要なパッケージ
コンパイル時に必要となるパッケージをあらかじめSynapticないしはapt-getでインストールしておく。 必要になるものは以下のパッケージ。
- gtk-sharpが必要とするもの
- libglade2-dev
- libpango1.0-dev
- libgtk2.0-dev
- libcairo2-dev
- gnome-sharpが必要とするもの
- libgnome2-dev
- libgnome-desktop-dev
- libgnome-menu-dev
- libgnomecanvas2-dev
- libgnomeui2-dev
- libgnomeprint2.2-dev
- libgnomeprintui2.2-dev
- libgnomedb2-dev
- libgsf-1-dev
- librsvg2-dev
- libtool
- libgtkhtml3.8-dev
- libvte-dev
- libpanel-applet2-dev
- gtksourceview-sharpが必要とするもの
- libgtksourceview-dev
monodoc
GtkSharp
configureした結果で依存関係に問題(noと表示される箇所)がないことを確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
Mono Addins
configureの結果を確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
GnomeSharp
configureの結果を確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
mono-tools
configureの結果を確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
GeckoSharp
configureの結果を確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
gtksourceview-sharp
configureの結果を確認する。
問題が無ければ、make、make installする。
インストールしたアセンブリのチェック
gacutil -lでコンパイル・インストールしたアセンブリがGACに登録されていることを確認する。
設定ファイルの変更
必要に応じて設定ファイルを変更する。
/etc/ld.so.conf
インストールしたパスを追記。
~/.bashrc
環境変数LD_LIBRARY_PATHを追記。