このドキュメントは対象とするMonoのバージョンが古くなっています。 より新しいバージョンについては以下のページを参照してください。
ここでは、WindowsとRedHat Linux 9にMonoをインストールしたときの手順を紹介します。 MonoについてはMonoのホームページを参照してください。 また、Monoについての簡単な説明とBeta 1のインストールレポートはMono Beta1のインストールを参照してください。
Monoのインストール (Windowsの場合)
Windows上にMonoをインストールするときの手順を示します。
- Monoのダウンロードページに行き、Windows用のインストーラをダウンロードする(Windowsのロゴと、Windows installerという風に書かれている部分)。
- ダウンロードしてきたインストーラを起動する。
- インストーラのメッセージは日本語で表示されるので、後はダイアログの指示に従ってインストールする。
- 完了。
インストールが完了したら、Monoとmcs(C#コンパイラ)が動作するかチェックします。
このように入力したとき、次のような結果が出力されれば問題なくインストールされています。
同様に、mcsについてもチェックします。
もし動作しない場合は、環境変数PATHが正しく設定されているかチェックしてください。
Monoのインストール (RedHat Linux 9の場合)
RedHat Linux 9上にMonoをインストールするときの手順を示します。 ここではRPMパッケージを用いてインストールします。 Monoに関連したパッケージが幾つか存在しますが、まずはMonoとmcsを動作させるのに最低限必要な物だけをインストールします。
- RedHat Linux用のMonoパッケージのダウンロードページに行き、以下のパッケージをダウンロードする。
- 「Mono Runtime and C# compiler」の項目
- mono-core-1.0-1.ximian.6.1.i386.rpm
- 「Dependencies」の項目
- icu-2.6.2-1.ximian.6.0.i386.rpm
- libicu26-2.6.2-1.ximian.6.0.i386.rpm
- 「Optional locales」の項目
- mono-locale-cjk-1.0-1.ximian.6.1.i386.rpm (EUC-JPなどのコードページを利用する際に必要になります)
- 「Mono Runtime and C# compiler」の項目
- 次の順でパッケージをインストールする。
- icu-2.6.2-1.ximian.6.0.i386.rpm
- libicu26-2.6.2-1.ximian.6.0.i386.rpm
- mono-core-1.0-1.ximian.6.1.i386.rpm
- mono-locale-cjk-1.0-1.ximian.6.1.i386.rpm
- 完了
インストールが完了したら、Monoとmcsが動作するかチェックします。
Mono・mcsの使い方
試しに「Hello Mono!」を表示するプログラムを作ってコンパイル・動作させてみます。 HelloMono.csというファイルを作成し、次のようなコードを記述します。
ソースコードが完成したら、コンパイルしてみます。 コンパイルするには次のようにコマンドを入力します。
コンパイルに成功すると「Compilation succeeded」と表示されます。 次に完成したアセンブリを実行してみます。 実行する場合は「mono (アセンブリ名)」とします。
このように出力されれば、問題なく実行されています。