Ubuntu 10.04 (Lucid Lynx) server editionの初期設定メモ。
- このメモの目的と内容
- kvm仮想マシンを各種サーバとして使うための自分用メモ
- インストールにはubuntu-10.04-server-i386を使用
- インストールするマシンとして、192MBのメモリと10GBのストレージ(qcow2/virtio)2台が接続されている仮想マシンを使用
最新バージョンでの初期設定内容はUbuntuにて掲載しています。
仮想マシン設定の変更
インストールを始める前に、仮想マシンのキーマップ設定を修正しておく。 /etc/libvirt/qemu/にある各設定ファイル内の/domain/devices/graphics/@keymapの値をen-usからjaに変える。
インストール手順
ブート画面
- F2 Language: [English]を選択
- F3 Keymap: [Japan]を選択
- [Install Ubuntu Server]を選択
Choose language
- Choose a language: [English - English]を選択
- Choose a country, territory or area: [other] → [Asia] → [Japan]の順に選択
Ubuntu installer main menu
- Keyborard model: [Do not configure keyboard; keep kernel keymap]を選択
Configure the network
- Network configuration method: [Configure network manually]を選択
- (以下ダイアログに従ってIPアドレス等を入力)
Configure the clock
- Is this time zone correct?: 自動的に選択されたタイムゾーンでよければ<Yes>を選択
Partition disks
- Partitioning method: [Manual]を選択
- 以下のように設定
Virtual disk1 vda 10GB #1 primary 512M ext4 /boot Mount option: defaults #5 logical (max) ext4 /usr Mount option: defaults Virtual disk2 vdb 10GB #1 primary (max) ext4 / Mount option: defaults #5 logical 512M swap - - [Finish partitioning and write changes to disk]を選択
- Write the changes to disks?: パーティションのフォーマットを確認して<Yes>を選択
Installing the base system
- (インストールが終わるまで待つ)
Set up users and passwords
- (ダイアログに従ってユーザ名・パスワード等を入力)
- Encrypt your home directory?: <No>を選択
Configure the package manager
- HTTP proxy information: 空欄のままもしくは必要に応じて適切なURLを入力
Select and install software
- How do you want to manage upgrades on this system? [No automatic updates]を選択
Software selection
- (サーバの構成に従って適当なものを選択)
- [Mail server]の設定例
- Postfix Configuration
- General type of mail configuration: [Satellite system]を選択
- System mail name: 適当な名前を入力
- SMTP relay host: メール配送に用いるSMTPサーバのホスト名を入力
- Postfix Configuration
Configuring grub-pc
- Install the GRUB boot loader to the master boot record?: <Yes>を選択
Configuring console-setup
- Installation complete: ディスクを取り出して<Continue>を選択
- 再起動
インストール後の設定
キーボードの設定
インストール中に設定画面(Configuring console-data)が現れる。 この画面で、
- Policy for handling keymaps: [Select keymap from full list]を選択
- Keymap: [pc / qwerty / Japanese / Standard / Standard]を選択
キーマップが正しくないなど、再設定が必要な場合は、
で再設定する。
デフォルトのエディタ変更
好みのエディタに変更する。
~/.vimrc
以下の内容で作成。
~/.bashrc
以下の内容を追記。
/etc/aliases
root宛のメール送信先を変更する。
変更を反映する。
GRUB 2
起動時にGRUB 2のメニュー画面が表示されるようにする。 GRUB_HIDDEN_TIMEOUTをコメントアウトし、GRUB_TIMEOUTにタイムアウト秒数を指定する。
また、ブートプロセスをテキストで表示させるために、GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTからsplashを削除する。
変更内容を反映する。
パッケージのインストールと設定
xineted + telnetd
以下を追記。
/etc/xinetd.d/telnetを作成。
xinetdを再起動。
NFS
マウントポイントを作成。
/etc/fstabを編集後、マウントする。
マウントされたかどうか確認する。
NTP
適当なNTPサーバを設定、再起動。
Logwatch
Munin
/etc/munin/pluginsから必要なプラグインだけを残す。
データを収集するマシンのみからのアクセスを許可するように変更する。
munin-nodeを再起動。
データを収集するマシンからtelnetで接続できるか試す。
AWStats
/etc/awstats以下の設定ファイルを編集後、ログが読み込まれデータが正しく収集されるかテストする。
cronの設定を作成。
必要に応じてHTTPサーバの設定を更新したのち、「http://サーバ名/awstats/awstats.pl?config=設定ファイル名」を開いて収集されたデータが表示されるか確かめる。