Ubuntu 12.04 (Precise Pangolin) server editionの初期設定メモ。
- このメモの目的と内容
- kvm仮想マシンを各種サーバとして使うための自分用メモ
- インストールにはubuntu-12.04-server-i386.iso.torrentを使用
- インストールするマシンとして、192MBのメモリと10GBのストレージ(qcow2/virtio)2台が接続されている仮想マシンを使用
最新バージョンでの初期設定内容はUbuntuにて掲載しています。
仮想マシンの作成
仮想マシンマネージャーで仮想マシンを作成する。 作成後、すぐにはインストールを開始せず、VNCサーバーのキーマップをjaにしておく。
インストール手順
ブート画面
- F2 Language: [English]を選択
- F3 Keymap: [Japan]を選択
- [Install Ubuntu Server]を選択
Select a language
- Language: [English - English]を選択
Select your location
- Country, territory or area: [other] → [Asia] → [Japan]の順に選択
Configure locales
- Country to base default locale settings on: [United States - en_US.UTF-8]を選択
Loading additional components
- (インストールが終わるまで待つ)
Configure the network
(DHCPを無効にしている場合)
- Network configuration method: [Configure network manually]を選択
- (以下ダイアログに従ってIPアドレス等を入力)
Set up users and passwords
- (ダイアログに従ってユーザ名・パスワード等を入力)
- Encrypt your home directory?: <No>を選択
Configure the clock
- Is this time zone correct?: 適切なタイムゾーンが選択されていることを確認して<Yes>を選択
Partition disks
- Partitioning method: [Manual]を選択
- 以下のように設定
Virtual disk1 vda 10GB #1 primary 512M ext4 /boot Mount option: defaults #5 logical (max) ext4 /usr Mount option: defaults Virtual disk2 vdb 10GB #1 primary (max) ext4 / Mount option: defaults #5 logical 512M swap - - [Finish partitioning and write changes to disk]を選択
- Write the changes to disks?: パーティションのフォーマットを確認して<Yes>を選択
Installing the base system
- (インストールが終わるまで待つ)
Configure the package manager
- HTTP proxy information: 空欄のままもしくは必要に応じて適切なURLを入力
Configuring tasksel
- How do you want to manage upgrades on this system? [No automatic updates]を選択
Software selection
- (サーバの構成に従って適当なものを選択)
- [Mail server]の設定例
- Postfix Configuration
- General type of mail configuration: [Satellite system]を選択
- System mail name: 適当な名前を入力
- SMTP relay host: メール配送に用いるSMTPサーバのホスト名を入力
- Postfix Configuration
Install the GRUB boot loader on a hard disk
- Install the GRUB boot loader to the master boot record?: <Yes>を選択
Finish the installation
- Installation complete: ディスクを取り出して<Continue>を選択
- 再起動
インストール後の設定
デフォルトのエディタ変更
好みのエディタに変更する。
~/.vimrc
以下の内容で作成。
~/.bashrc
以下の内容を追記。
/etc/aliases
root宛のメール送信先を変更する。
変更を反映する。
GRUB 2
起動時にGRUB 2のメニュー画面が表示されるようにする。 GRUB_HIDDEN_TIMEOUTをコメントアウトし、GRUB_TIMEOUTにタイムアウト秒数を指定する。
変更内容を反映する。
パッケージのインストールと設定
xineted + telnetd
以下を追記。
/etc/xinetd.d/telnetを作成。
xinetdを再起動。
NFS
マウントポイントを作成。
/etc/fstabを編集後、マウントする。
マウントされたかどうか確認する。
NTP
適当なNTPサーバを設定、再起動。
Logwatch
Munin
/etc/munin/pluginsから必要なプラグインだけを残す。
データを収集するマシンのみからのアクセスを許可するように変更する。
munin-nodeを再起動。
データを収集するマシンからtelnetで接続できるか試す。
AWStats
/etc/awstats以下の設定ファイルを編集後、ログが読み込まれデータが正しく収集されるかテストする。
必要に応じてcron(/etc/cron.d/awstats)の設定およびHTTPサーバの設定を更新したのち、「http://サーバ名/awstats/awstats.pl?config=設定ファイル名」を開いて収集されたデータが表示されるか確かめる。