配列フィールドでも、初期値としてnull/Nothingの代わりに空の配列を指定しておくことができます。 メソッドの場合と同様、初期値として空の配列を指定しておくことでnull判定をせずに配列フィールドの参照ができるようになります。

初期値としてフィールドに空の配列を設定する
Class Account
  Public Name As String
  Public Address() As String = New String() {} ' 初期値として空の配列を代入しておく
End Class

一方この場合、空の配列よりもnull/Nothingの方が初期値として妥当な場合もあります。 例えば、このフィールドがデータベースからの参照やユーザー入力によって設定されるものであれば、まだ設定が行われていないことを表す目的でnullを初期値としておいたほうが妥当と考えることもできます。 (もちろん、未入力を表すフラグは別に用意し、初期値は空の配列にしておく、という選択もありえます。)