Console.InプロパティやConsole.Outプロパティを使うことでも標準入出力への読み書きを行うことができます。 Console.WriteLine
とConsole.Out.WriteLine
はどちらも標準出力への書き込み、Console.ReadLine
とConsole.In.ReadLine
は標準入力からの読み込みを行います。 動作および結果はどちらも同じです。
Console.Outを使って標準出力へ書き込む
Imports System
Class Sample
Shared Sub Main()
' 以下の2つはどちらも同じ動作・同じ結果となる
' Consoleクラスのメソッドを使って標準出力に書き込む
Console.WriteLine("Hello, world!")
' Console.Outプロパティを使って標準出力に書き込む
Console.Out.WriteLine("Hello, world!")
End Sub
End Class
Console.In/Outは、それぞれ標準入出力への読み書きを行うTextReader/TextWriterとなっています。 このため、標準入出力をファイル入出力などと同様に扱いたい場合などにこれらのプロパティを活用することができます。 Console.In
/Console.Out
は、JavaにおけるSystem.in
/System.out
や、Pythonにおけるsys.stdin
/sys.stdout
に相当するものと言えます。
標準エラーへの書き込みを行うTextWriterを取得するためのConsole.Errorプロパティも存在します。
標準ストリームをTextReader/Writerではなく、Streamで扱いたい場合はConsole.OpenStandardInputなどのメソッドを使用します。