Mutexクラスを使うことにより、同時に1つの処理のみが動作するように排他制御することができる。 Mutexクラスでは名前付きミューテックスを作成することができ、ミューテックスをプロセス間で共有できる。 そのため、名前付きミューテックスを使った排他制御を行うことでアプリケーションの多重起動を抑止できる。
Mutexクラスでは、コンストラクタに適切な文字列を指定することにより名前付きミューテックスを作成することができる。 指定する文字列にはApplication.ProductNameや、あらかじめ用意したGUIDなど、他のアプリケーションが使用していない文字列を選択する。
Monoでは、環境変数MONO_ENABLE_SHMをセットして共有メモリの使用を有効にしないと名前付きミューテックスを使用できない。