マルチプラットフォームでオープンソースな.NETの実行環境、Monoのインストール。 今回インストールしたバージョンは1.1.9.2。
前準備
yumを使ってインストールするため、/etc/yum.repos.d/の下にmono.repoというファイルを作成しておく。 ダウンロードページに書いてあるmono.repoだけだと、インストール時に
というメッセージが出てきてしまう。 面倒なので、ここでは左記のmono.repoに追記をしてgpgcheckをすべてにしておく。
インストール
何も考えずにインストールするなら、以下の通りにすれば終わり。
ただこれだと、使わなそうなパッケージまでインストールされてしまうので、今回は以下のパッケージをインストールした。
- mono-core
- コアライブラリ、コレがないと動いてくれない。 CIL(MSIL)のためのJITコンパイラなどなど。
- mono-basic
- VB.NETコンパイラなどVB.NETのサポート。 今回はどんなものかお試しするために入れてみた。
- mono-extras
- なんかいろいろ入っているらしい。
- mono-locale-extras
- System.Text.EncodingでShift_JISやEUC-JPを使うのに必要(だったと思う)。
依存関係もあり、結局インストールされたのは以下のパッケージ(mono-data, mono-web, mono-winformsが依存関係にあるので追加されたパッケージ)。
GAC(/usr/lib/mono/gac)にインストールされたアセンブリは以下の通り。
動作確認
バージョンを確認する。 まずはmono本体。
続いてC#コンパイラであるmcs。
最後にVB.NETコンパイラであるmbas。
続いて、コンパイルしたものが動作するかお試ししてみる。 まずはC#。
mcsは問題なくコンパイルが終わっても何も言ってくれないけど、ひとまずよさげ。 続いてVB.NET。
これもよさげ。 上記のように、mbasは、ちゃんとうまくいったよと教えてくれる。