多次元配列のLengthプロパティとは異なり、ジャグ配列ではLengthプロパティを参照しても全要素を取得することはできません。 また、ジャグ配列では各段で長さが異なる場合があることから、GetLengthメソッドを使って2段目以降の長さを取得するといったこともできません。

ジャグ配列の場合、Lengthプロパティは1次元配列と同様、1段目の長さを返します。

ジャグ配列1段目の長さを取得する
Imports System

Class Sample
  Shared Sub Main()
    ' 1段目の長さが3である2段のジャグ配列
    Dim jagged(2)() As Integer

    Console.WriteLine("jagged.Length = {0}", jagged.Length)

    ' 1段目の長さが3である3段のジャグ配列
    Dim doubleNested(2)()() As Integer

    Console.WriteLine("doubleNested.Length = {0}", doubleNested.Length)

    ' 1段目の長さが2である4段のジャグ配列
    Dim tripleNested(1)()()() As Integer

    Console.WriteLine("tripleNested.Length = {0}", tripleNested.Length)
  End Sub
End Class
実行結果
jagged.Length = 3
doubleNested.Length = 3
tripleNested.Length = 2

2段目以降の長さを取得する場合は、ジャグ配列内に格納されている配列のLengthプロパティを個別に参照する必要があります。