ここまでの例で挙げたFileStreamはファイルに対する読み書きを行うためのストリームですが、他にもStreamの一種としてバイト配列をストリームとして扱い読み書きを行うためのMemoryStreamが用意されています。
このように、入力ソースがFileStreamであってもMemoryStreamであっても、実際に読み込みを行う部分のコードはどちらも同じです。 StreamReader・StreamWriterやBinaryReader・BinaryWriterといったユーティリティクラスでは、データがファイルとして存在するのか、バイト配列として存在するのかといった違いがあっても、それらがStreamである限りはいずれも同じように扱うことができます。
StreamReader・StreamWriterやBinaryReader・BinaryWriter以外にもStreamを使った読み取り・書き込みをサポートしているクラスは多数あります。 これらのクラスでは、Streamクラスをサポートすることによりファイルやメモリ以外の入力ソースにも幅広く柔軟に対応できるようになっています。