String.PadLeftメソッドは余白の挿入を行うメソッドで、指定された文字数になるように左側にスペースを挿入します。 String.PadRightメソッドはPadLeftメソッドとは逆に右側にスペースを挿入します。 指定された文字数より文字列の長さの方が大きい場合、スペースは挿入されません。 このメソッドを使うことで文字列を左寄せ・右寄せすることができます。
String.PadLeft・PadRightメソッドを使って指定した文字数となるように余白を挿入する
Imports System
Class Sample
Shared Sub Main()
Dim s As String = "foo"
Console.WriteLine("<{0}>", s.PadLeft(6)) ' 文字数が6になるように左側に余白を挿入
Console.WriteLine("<{0}>", s.PadRight(6)) ' 文字数が6になるように右側に余白を挿入
Console.WriteLine("<{0}>", s.PadLeft(2)) ' 文字数が2になるように左側に余白を挿入
Console.WriteLine("<{0}>", s.PadRight(2)) ' 文字数が2になるように右側に余白を挿入
End Sub
End Class
実行結果
< foo> <foo > <foo> <foo>
余白の挿入はあくまで文字数を基準に行われます。 文字種が全角か半角かといった考慮はされないため、「全角または半角n文字分となるよう余白を入れる」といった目的でこのメソッドを使うことはできません。
中寄せ(センタリング)を行うように余白を挿入するメソッドは用意されていないので、そういった場合には独自に実装する必要があります。 実装例は§.センタリングを参照してください。