.NET Frameworkでは、sinやabsなどの数学関数はMathクラスにまとめられています。　また、乱数を取り扱うクラスはRandomクラスとして用意されています。　ここではそれらのクラスで提供される関数と使い方について解説します。　また、.NET Framework 4より新たに導入されたSystem.Numerics名前空間の数値型(BigInteger構造体・Complex構造体)についても解説します。

• 数学関数
  1. Mathクラスのメソッドの使い方
  2. 絶対値・符号 (Abs, Sign)
     1. Absメソッドと整数最小値のオーバーフロー
     2. Signメソッドと無限大(±∞)と非数(NaN)の扱い
  3. 最大・最小 (Min, Max)
     1. 3組以上の値の最大値・最小値
     2. 配列内・コレクション内の最大値・最小値
  4. 実数の丸め・端数処理 (Truncate, Ceiling, Floor, Round)
     1. 有効桁数を指定した丸め
     2. 整数の四捨五入
  5. 積・商と剰余 (BigMul, DivRem)
  6. 累乗・平方根 (Pow, Sqrt)
     1. ユークリッド距離・直角三角形の斜辺の長さ (hypot)
  7. 対数 (Log, Log10)
  8. 三角関数・双曲線関数 (Sin, Cos, Tan, etc.)
  9. 乱数
• 乱数
  1. Randomクラス
     1. 乱数の生成 (Next/NextDouble)
     2. バイト配列を乱数で満たす (NextBytes)
     3. 乱数のシード
     4. 乱数アルゴリズムの実装
  2. RandomNumberGeneratorクラス
     1. インスタンスの作成と破棄
     2. 乱数の生成 (GetBytes)
     3. 非ゼロ乱数の生成 (GetNonZeroBytes)
     4. 整数乱数・値域を指定した乱数の生成 (GetInt32)
     5. RNGCryptoServiceProviderクラス
  3. Guid.NewGuidメソッド
• 多倍長整数型
  1. BigIntegerを使った例
  2. 演算子
  3. 型変換
     1. 数値型との相互変換
     2. 文字列からの変換 (Parseメソッド・TryParseメソッド)
     3. 文字列への変換・書式を指定した文字列化 (ToStringメソッド)
     4. バイト配列への変換 (ToByteArrayメソッド)
  4. 値の種類
  5. 数学関数
  6. 乱数
     1. Random.NextDoubleを使う方法
     2. Random.NextBytesを使う方法
     3. 文字列から生成する方法
• 複素数型
  1. 演算子
  2. 型変換
  3. 実部・虚部・絶対値・偏角
  4. 定数
  5. 極形式
  6. 共役・逆数
  7. 数学関数
  8. 書式
  9. Complexの使用例・マンデルブロ集合