ATOKのユーザ辞書をAnthyの個人辞書の形式に変換する。 検証に使用した際のバージョンは下記の通り。
- ATOK 2005
- Anthy 8700b
- kasumi 2.2
ATOKのユーザ辞書をテキスト形式で出力する
ATOK辞書ユーティリティを使用し、ユーザ辞書をテキスト形式で出力する。 ATOK辞書ユーティリティの「ツール」メニューから「単語・用例の一覧出力」を選択する。
適当に出力先のファイル名を設定して、「実行」ボタンを押す。 「種類」のところで、必要に応じて「登録単語」と「自動登録単語」を選択する。 また、後述のnkfにて文字コードを変換する場合は、「Unicodeで出力する」にチェックを入れなくてもOK。
nkfを用いて、出力した辞書ファイルの改行文字を変換しておく。
辞書をAnthyのフォーマットに変換する
下記のようなスクリプトを使用し、出力したATOKのユーザ辞書をAnthyの個人辞書のフォーマット(cannadic形式)に変換する。
フォーマットを変換したら、~/.anthy/private_words_defaultという名前で保存する。 うまくいけば、個人辞書に登録した単語で変換出来るようになる。
登録されている単語が変換出来ない場合
Anthy辞書管理(kasumi)で一度個人辞書を開き、保存し直せばうまく変換出来るようになる。